おしごとって、たいへん? たのしい? みらいたうんの 「おしごとたいけん会」

テンビータは、べんごしのしごとをしています。こまっている人の話を聞いて、ルールをもとに、どうしたらいいかをいっしょにかんがえるのです。
今日もテンビータのもとに、こまったかおをした人がやってきました。テンビータは、その人のはなしを、さいごまでしずかに聞きます。それから、ぶあつい本をひらいて、いっしょにこれからのことをかんがえました。
テンビータのはなしを聞きおわると、その人のくもっていたかおが、ぱあっとはれました。
「たすかりました。ありがとうございます!」
おれいを言ってかえっていくその人のかおを見て、
テンビータもとてもうれしそうにほほえみました。

そのようすをガラスごしにのぞいていた、シータンとソータン。
「テンビータ、とってもうれしそうだね」
「うんうん、おいしいこうちゃを のめたときのかおとは、またちがった えがおだったね!」
えがおのりゆうがきになった2人は、しごとをおえたテンビータに 話しかけました。
「テンビータ、おつかれさま! ねえ、ぼくたちも おしごとをたいけんしてみたい!」
「ん〜、そうですね。それなら、キノリンにてつだってもらって『おしごとたいけん会』をひらきましょうか。きっと、“とくべつなこと”がわかりますよ」
そしてしゅうまつ。キノリンのこえかけで、みらいたうんのみんなが シータンとソータン、まちの子どもたちのために あつまりました。
さぁ、「おしごとたいけん会」のはじまりです!

シータンとソータン、みらいたうんの子どもたちは、コックーのお店で りょうりのちゅうもんをとったり、エネビーンズのけんきゅうじょで まちの電気をみまもったりしました。
たいけんをおえたシータンとソータンは、へとへと……。
「ふう〜! おしごとって、たいへんなんだね」
ひろばにもどってきゅうけいしていると、お店に来てくれたおきゃくさんが にっこりわらって言いました。
「おいしいりょうりを、ありがとう!」
けんきゅうじょにいた人も、言いました。
「ありがとう。きみたちのおかげで、まちのみんながあんしんしてくらせるよ!」
「ありがとう」のことばをもらったふたりは、だいすきなグミを食べたときとは、またちがうえがおになりました。
「つかれたけど……なんだか、うれしい!」

そこへ、テンビータとキノリンがやってきました。
「おしごとは、どうでしたか?」とキノリン。
「たいへんだったけど、『ありがとう』って言ってもらえたら、すっごくうれしかった!」とシータン。
「あっ! テンビータがあのときわらっていたのも……」
ソータンのことばに、テンビータはうんうんと、うなずきました。
「そうなんです。おしごとは、だれかをえがおにすること。そして『ありがとう』は、おしごとをがんばった人への すてきなプレゼントなんです。きょう、ふたりもうけとりましたね」
「ぼくたちも、もっとたくさんの『ありがとう』をあつめたい!」
ふたりの目は、キラキラとかがやいています。
そのかおを見て、テンビータとキノリンも、うれしそうにほほえみました。







