すてるはずのものを 生きかえらせる! “アップサイクル”を楽しもう!!

ある日のこと。マリアンヌとアルケミが、かいがんで、なにやら ビンを ながめています。
「みらいたうんの かいがんに ながれついたビンを 並べてみたけれど……。これ、すてるしかないのかしら? ねぇ、アルケミちゃん、なにかいいアイデアはない?」
するとアルケミが、とつぜんピカッと ひらめいたように 言いました。
「ガラスビンをつかって、きれいなライトが 作れるのねーん!」

「そんなことができるの?」とマリアンヌ。
「できるねーん! かんたんだから 作ってみようねーん!」
アルケミはニコニコとうれしそう。さっそくふたりは、工作をはじめました。
「ガラスだから 手を切らないように 気をつけるねーん」
けがをしないよう、しんちょうに……。いろとりどりのビンで、ライト作りを すすめて行きます。

「できたねーん!」「わぁ、すっごくきれい~!!」
出来上がった ガラスビンの ライトを見て、ふたりはうっとり……。
そこへ、ようすを見ていた ほかの なかまたちが あつまってきました。
「何してるの?」
「いらなくなったビンでライトを作っていたのよ」
「わたしたちもやってみたーい!」
「みんなでやるねーん!」

アルケミとなかまたちは 広場にいどうして、空きビンをつかって いろいろなものを 作りはじめました。
ウィザーとオハナヒメは、お花やおはじきを入れて、キラキラしたハーバリウムを作ります。
シータンとソータン、タンピーとコッピーは、ビンに絵をかいて、すてきな花びんにしました。
マリアンヌとアルケミは、貝がらを入れたアロマキャンドルを作っています。
「少しくふうするだけで、すてられそうだった空きビンが また新しく生まれかわるなんて!」
みんな 目をキラキラとかがやかせて 楽しそう!
そこで、アルケミが言いました。
「こんなふうに、古くなったものに 手をくわえて 新しいものに生まれかわらせることを“アップサイクル”って 言うんだよーん! これから ゴミをすてる時は、何かべつの つかい道がないか 考えてみようねーん!」
みんなは、すっかりアップサイクルの とりこになって しまったよう! 空きビンがつぎつぎと すてきなアイテムに へんしんするようすを見て、とってもうれしそうな アルケミなのでした……!